2008年7月23日

2008.7.29.水の木沢_1 ▲ヤマメ(19cm)11:53

熊と鹿が行き交う谷

 

関東も、昨日、 梅雨明けした。
今日は、かなり上流部を釣り登ろうと言うことで、いつもより1時間早い出発となった。登山道入り口の駐車場に着いたのは7:45頃だった。支度を済ませ登山道を上り始めたが、かなり蒸し暑い。いつもの渓流の爽快感はない。汗びっしょりになり、憂鬱な歩きとなった。取水場 9:20→大棚橋 9:40→沢に降りたのが10:15。なかなか雰囲気の良い感じの沢だ。第一投で小さなイワナが掛かった。魚影は濃そうだ。このところ不調のSさんにもかなり良い反応が有り、数尾を釣ったようで、良いヒントを掴んだようだ。Sさんはズーッとフライフィッシングをやっていたが、ぼくと行くようになってまもなく、テンカラに移行した。このところスランプで思うように行っていない。今日はラインを短くし、1号、2mレベルラインを使っている。よくこんな細いラインでフライを狙ったポイントに打ち込めるものだと感心して眺めていた。フライで培ったキャスティング術は流石だ。このシステムに何かヒントがあったようだ。

登山道入り口の釣り場管理の人の話によると、上流は熊が頻繁に出没しているので注意するように、とのことだったが、釣り始めて2時間くらい釣り登ったアタリに堰堤があり(こんなに上流の小さな沢に何で堰堤が必要なのか疑問だが…)その堰堤を越えたところがだだっ広い砂地になっていた、左岸から小さな沢が流れ込んでいる。
近づくと広い砂地に鹿の足跡が無数に有る。左岸の沢の脇には熊の足跡らしきものも残っていた。その沢伝いにこの広河原に降りてくるのだろうか。今回の沢は生き物の気配を強く感じながらの釣行となった。鳥の囀りも我々のすぐそばまで近づいてくる。Sさんのフライに鳥が飛びつくほどだった。

2008.7.29.水の木沢_2 ▲イワナ(21cm)12:53

 

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