にら (韮)Allium tuberosum

にら(韮)Allium tuberosum

[vol.989/2015年11月27日]

 
ヒガンバナ科/ネギ属/多年草/草丈:30〜40cm/開花:8〜10月
東南アジア地方原産。てっぺんのところに白い花をたくさん咲かせる。ちぎるとニラ独特の匂いがする。ねぎの一種で、ビタミンAとカロチンを多く含み、消化を助け、風邪の予防効果もある。漢方では種子を乾燥させたものを韮子(きゅうし)といい、胃腸薬などの用いる。名の由来は、独特の臭気があることから「においきらう」(香嫌)これが「にら」に変化したとも、美味であることから「みら」(美辣)これが「にら」に変化したともいわれる。

    きはつくの 岡のくくみら 我摘めど 籠にも満たなふ すねと摘まさね
                           (くくみら=韮)万葉集

   (きはつくの をかのくくみら われつめど こにもみたなふ せなとつまさね)
    伎波都久(きはつく)の岡に茎韮(くくみら)を摘みに来たけれど、
    籠はぜんぜん一杯になりませんよ。
    じゃあ、あの人と一緒に摘みなさいね。

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