そめいよしの(染井吉野)Cerasus × yedoensis

そめいよしの(染井吉野)Cerasus × yedoensis_a (1)

[vol.750/2015年4月2日]

そめいよしの(染井吉野)

バラ科/サクラ属/落葉高木/樹高:0〜15m/開花:3〜4月
野生種はアジア東部を中心に広く分布する。エドヒガンザクラとオオシマザクラの交配で生まれたサクラの園芸品種である。染井吉野は、江戸時代に、上野の近くの駒込の染井村で植栽が始められ、初めは見事な桜の代名詞として吉野桜と呼ばれたが、誕生地の染井の名を加えて染井吉野の名になったようだ。

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かわずざくら(河津桜 )

バラ科/サクラ属/落葉低木〜高木/花:3〜5月
さくらは鑑賞用に栽培される種は日本原産のものが多く、ヤマザクラ、オオシマザクラ、エドヒガンザクラなど数種を基本として、それらの雑種、交配種を含め300種以上の園芸種がある。写真は、桜の中でも早咲きの種、河津桜と思われる。オオシマザクラとカンヒザクラの自然交雑種と推定されている。

にわざくら(庭桜)

バラ科/サクラ属/耐寒性低木:150cm/開花:3〜4月
葉が出る前、または同時に、 細い枝に白またはうす桃色の八重桜に似た小花を多数咲かせる。

おおしまざくら(大島桜)

バラ科/サクラ属/落葉高木:樹高:8〜10m/開花:3〜4月
伊豆諸島特産の桜なのでこの名がある。ソメイヨシノは本種とエドヒガンの雑種である。 塩漬けにした葉は桜餅を包む葉として用いられる。樹皮を磨くと美しい光沢が出るので、その他筒などの細工物に利用されている。