[vol.344/2014年2月20日]
ナデシコ科/ハコベ属/越年草/草丈:10〜30cm/花:3〜9月
春の七草の一つ。昔から食用にされてきた。ビタミンB,Cなどが豊富。また、これを炒った粉に塩を混ぜて歯磨き粉としても用いた。別名:朝しらげ。日出草とも書く。朝日が当たると花が開くことから「朝開け」それが変化して「朝しらげ」となった。
島崎藤村の「小諸なる古城のほとり」には繁縷が登場する。
「小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ 緑なす繁縷は萌えず 若草も藉(し)くによしなし」