ひがんばな(彼岸花)Lycoris radiata

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[vol.568/2014年10月2日]

 
ヒガンバナ科/ヒガンバナ属/多年草/30〜50cm/9月中旬
彼岸の頃、突然茎が伸びてきて鮮やかな赤い花を咲かせる。田んぼのあぜ道や土手で 見かけることが多いが、これはノネズミがあぜ道や土手に穴を開けるのを、彼岸花の毒性のある球根を植えることで防ぐため。花と葉を同時に見ることはない。葉のあるときには花はなく、 花のときには葉がない。「花は葉を思い、葉は花を思う」と言い、韓国では相思華(サンチョ)と呼ぶ。別名、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)天上の花という意味。 おめでたい事が起こる兆しに、赤い花が天からふってくるという仏教の経典による。白い花の種も有り、白花曼珠沙華と言う。

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