ひなげし(雛罌粟)Papaver rhoeas

389.hinageshi_5a

[vol.389/2014年4月6日]

 
ケシ科/ケシ属/一年草/草丈50〜1m/開花4~6月
ヨーロッパ原産。江戸時代に渡来。英名Papaver は、ラテン語の古名=papa(幼児に与えるお粥)が語源。ケシ属の乳汁に催眠作用があるため、乳汁を粥に混ぜて子供を寝かしたことに由来する。別名虞美人草。夏目漱石の小説「虞美人草」は、漱石がタイトル名を決めあぐねていたときに、街角の花屋さんで見た虞美人草の名からひらめき、タイトルにしたらしい。

    ああ皐月 仏蘭西の野は 火の色す 君も雛罌粟 われも雛罌粟
                              与謝野晶子

389.hinageshi_3a