[vol.613/2014年11月16日]
ウメモドキ科/ナツメ属/落葉高木/樹髙:5〜10m/花:4〜7月、実:10〜11月
中国原産。奈良時代以前に渡来。花は薄緑色で小さくあまり目立たない。実は2㎝ほどで最初は赤く熟すと赤黒くなりその後乾燥してしわが出来る。菓子や生薬の材料に使われる。名の由来は夏になってから芽が出ることから。和名=夏名とも書く。棗は感銘。材は硬く、車軸、印材などに、使い込むことで艶が出るので、高級工芸品などに使われる。飛騨地方では、古くから果実を醤油で甘露煮にし、おかずとして食卓に並ぶ風習が見受けられる。