[vol.234/2013年11月2日]
タデ科/イヌタデ属/一年草/花:7〜10月/実:9〜11月
東アジアに広く分布し、日本では北海道から沖縄まで全国で見られる。蔓状。葉の形は三角形で淡い緑色。表面が白い粉を吹いたようになっている。さらに丸い托葉が完全に茎を囲む、まるでお皿の真ん中を茎が突き抜けたようになっているのがユニークである。茎と葉柄には多数の下向きの鋭いとげ(逆刺)が生える。花後につく5mmほどの果実が熟して鮮やかな藍色となる。この藍色に見えるのは萼で、それに包まれ中にはつやのある黒色の固い実がある。中国では全草を乾かして解熱・下痢止め・利尿などに効く生薬として利用される。