うつぼぐさ (靫草)Prunella vulgaris L. subsp. asiatica

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[vol.546/2014年9月10日]

 
シソ科/ウツボグサ属/多年草/草丈:10〜30cm/花:6〜8月
東アジア温帯域に分布する。名の由来は、弓矢を入れる靫に似ていることから。靫(うつぼ)とは、武士が矢を入れて持ち歩いた用具のことで、長い竹かごで作り、その外側を虎や熊、猿などの毛皮や鳥の羽根で覆ったもの。別名、夏枯草(かこそう)花のあと、葉は緑色なのに花穂だけがカサカサに茶色く枯れることから。この花穂は利尿、消炎作用があり、腫物、浮腫、腎臓炎、膀胱炎などに用いる。花言葉:優しく癒す。立場川キャンプ場で撮影。

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