いぼたのき(水蝋の木 )Ligustrum obtusifolium

いぼたのき(水蝋の木 )Ligustrum obtusifolium_0

[vol.085/2013年6月6日]

 
モクセイ科/イボタノキ属/落葉低木/2〜4m/開花:5〜6月
イボタノキは北海道から九州、朝鮮半島にも分布する。谷沿いの明るい森林や林縁に生育する。樹皮につくカイガラムシの1種が蝋物質を分泌し、かたまったものをイボタ蝋という。イボタ蝋は融点が高いので夏でも溶けることがなく、家具のつや出しに使ったり、戸のすべりをよくするために敷居に塗ったりする。別名:トバシリ、はこのことに由来する。また、民間薬として強壮、止血に用いたという。材は堅いので印や杖に利用される。

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