ながみひなげし(長実雛芥子)Papaver dubium

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[vol.418/2014年5月5日]

 
ケシ科/ケシ属/1年草/草丈:30cm前後/花:3~5月
地中海沿岸地方原産の帰化植物。1961年に東京世田谷区で最初に見つかりその後温暖な地方の都市部を中心に繁殖している。春の野草にオレンジ色は少なく、よくめだつ。花は蕾のときは垂れていて、開くと上を向く。実が細長いことからこの名がつけられた。日本では年度変わり以降の5月に役所の予算で、空き地や道路脇などの除草作業が行われため、この頃に既に結実を終えた種子を、除草機の振動によって周囲に撒き散らすことで、除草の意図とは逆に、翌春にはこの種をより増やすことになっている。

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