なずな(薺)Capsella bursa-pastoris

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[vol.340/2014年2月16日]

 
アブラナ科/ナズナ属/越年草/草丈:10〜40cm/3〜6月
春の七草の1つで、古くから食用にされてきた。秋に芽が生え、早春に咲き始める。中国では止血剤に、ヨーロッパでは通風、赤痢などの薬として使われる。名の由来は、薺は撫菜(なでな)からの変化。なでたいほどかわいい菜の意味から。 また、夏に枯れて無くなることから夏無(なつな)が変化したとも言われている。別名:ペンペン草(ぺんぺんぐさ)風に揺れたときの音から。三味線草」(しゃみせんぐさ)実が三味線の撥(ばち)に似ているから。豆軍配薺は(実が軍配に似ていて●っぽいのに対し、薺の実は▼)と間違えてしまいました。
春の七草……薺(なずな)、御形、別名=母子草繁縷(はこべ)、仏の座=別名:田平子(たびらこ)、菘(すずな)=蕪(かぶ)、蘿蔔(すずしろ)=大根。

    妹が垣根 三味線草の 花咲きぬ        与謝蕪村

    よく見れば なづな花咲く 垣根かな      松尾芭蕉

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