うめ(梅)Prunus mume

305.kanbai_02

[vol.305/2014年1月12日]

 
バラ科/サクラ属/落葉高木/樹髙:5〜6m/開花:1〜3月、結実:6〜7月
梅には園芸種の数が約300種以上の品種があり、実が小さめの野梅系、枝の中の随が紅色をしている紅梅系、杏との自然雑種で実が大きい豊後系の3系統に分類される。中国原産。奈良時代の遣隋使、または、遣唐使が中国から持ち帰り、鑑賞用に栽培が始まったと言われる。万葉集にはについて百首以上が詠まれてる。植物の中では萩に次いで多い。 

    「春されば まづ咲く宿の 梅の花 ひとり見つつや 春日暮らさむ」
     万葉集 山上憶良(やまのうえのおくら)

    「わが園に 梅の花散る ひさかたの 天(あめ)より雪の 流れ来るかも」   
     万葉集 大伴旅人(おおとものたびと)

    「吾妹子(わぎもこ)が 植えし梅の木 見るごとに 心咽(む)せつつ涙し流る」
     万葉集 大伴旅人

     花言葉:高潔、上品、忍耐。

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