やまぶき(山吹)Kerria japonica

397.yamabuki_2

[vol.397/2014年4月14日]

 
ヤマブキ属/シロヤマブキ属/落葉低木/樹髙:1~5m/花:3〜5月
山の中に自生し、花の色が蕗に似て金色で美しいことからこの名前がついた。しなやかな枝が風にゆれる様子から山振の字があてられその後、山吹になったともいわれている。八重山吹と違ってこちらは一重。一重の山吹には実がなるが、八重山吹には実がならない。

    山吹の 立ちよそひたる 山清水 汲みに行かめど 道の知らなく
                             万葉集 高市皇子

    蝦鳴く 甘南備河に かげ見えて 今か咲くらむ 山吹の花
                             万葉集 厚見 王

    ほろほろと 山吹散るか 滝の音   松尾芭蕉

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